gentooでジャンボフレームを使ってみる
2017-03-22 追記
この記事はOpenRCを導入している環境向けです。
systemd-networkdだとうまく動いてくれないようなので、systemdの場合の記事をご覧ください。
ルーターの設定をぱらぱらと見ていたら、use jumbo frameなんて設定項目が。 そっかージャンボフレーム使えるのかー。んじゃあ使ってみるかー。というノリで導入してみたので、メモ。
まずはお試し。適当なMTU値を設定して、本当に速くなるのか試してみます。
$ sudo ifconfig eth0 mtu 3000
みたいにすると、eth0のMTUを3000にしてくれます。
速度を測るのにはiperfというツールを使いました。使いやすくていいね、これ。
portageに入っているので、
$ sudo emerge iperf
で入ります。
一方のPCで
$ iperf -s
としてサーバーを立ち上げて、もう一方のPCで
$ iperf -c [サーバーのIPアドレス]
とすると、通信速度を計測してくれます。
当然ながら二台以上必要になっちゃいますが、まあしょうがないね。
いろいろ試して最適なMTU値を探してみてください。
私の環境の場合、MTUを1500から6000にして、通信速度が940Mbpsから974Mbpsになりました。 思ったよりきっちり効果が出てうれしい。
で、一つ注意点。
ifconfigで行った設定は再起動すると消えます。きれいさっぱり。
なので、設定ファイルに書いて永続化しましょう。
/etc/conf.d/net
に
eth0_mtu="6000"
みたいに追記。 これで再起動しても問題なくなるはず。
参考: